■ |
顔の向きを変える
顔を横や後ろにすばやく動かします。または、横を向いてしばらくそのままでいます。ほんの少し横に顔を向けたり、顔全体をはっきりと横に向ける場合もあります。 他の犬が近づいたとき、その犬に落ち着くように伝えるときにも使います。
あなたが犬にのぞきこむと、犬は顔の向きを変えるでしょう。犬は立っているかもしれませんが、顔の向きを変えることで不快感を伝えます。
|
|
|
|
あなたが近づくことで犬が、不安がっていたり、怖がっていたら、あなたもこのシグナルを使えるでしょう。怖がりの犬があなたに向かって唸り声をあげたら、顔の向きを変えましょう。
|
■ |
目をそらす
目だけを右から左へ動かすことや直接じっと見つめることを避けるために目をそらすのは、顔の向きを変えるシグナルと似ています。他の犬が近づいてきたとき、あるいは、あなたが犬をじっと見つめたときや正面から近づいたときに目をそらすでしょう。逆に犬があなたに近づいてきたときや状況によって人間も使うことが出来ます。
|
|
|
■ |
体の向きを変える
体を横や後ろに向けることは、他者を落ち着かせるには、大きな効果があります。犬がはげしい遊びをしているとき遊びの途中でも体を横や後ろに向けることがありますが、これは、少し落ち着こうという意味です。他の犬が唸ったり、あなたがきつい声をかけたり、怒っているような態度で近づいたりすると、犬は、向きを変えるかもしれません。あなたが、リードをグッと強く引っ張ると、あなたから体をそらし、さらに強くリードを引っ張るかもしれません。また、犬があなたに飛びついてきたら、体の向きを変えてください。多くの場合これで飛びつきをやめるでしょう。
|
|
|
■ |
鼻をなめる
舌のすばやい動きなのでこのカーミングシグナルを見るのが難しいかもしれませんが、他の犬に近づくときに、このシグナルを見せるときがあります。
犬をしっかり抱えようとかがみ込むときや、捕まえようとしてしゃがみこむとき、怒って声をかけるとき、犬はこのシグナルを見せます。
|
|
|
■ |
11月〈2〉 カーミングシグナルの見方について |