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ヒトは年を重ねてもいろいろな対応策を自分で選べますが、動物は人が変化に気付いて対策をとってあげなければなりません。
犬・猫も少しでも長生きできるようにと高齢動物の上手なケアについてお伝えします。
大型犬はだいたい7歳、小型犬や猫では10歳くらいからが高齢の目安といわれていますが、年だからといって諦めたり、決め付けないことが大切です。以下のことに気をつけていく事で愛犬、愛猫がより快適に過ごせるのではないでしょうか?
老化防止の秘訣
1. 正しい愛情の食事
2. 環境づくり(動物も人や仲間に囲まれていると、刺激や張りがあって老化防止につながります。一人ぼっちにしないことです。)
3. 衛生的な生活(排泄)
4. 肥満防止対策
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犬・猫も少しでも
長生きできるように
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食事管理について
食事の回数は出来れば2回以上に分けて与えましょう。
年齢が進んだ老犬、老猫たちは水分摂取量が減少しますので食事と一緒に水分をとるようにぬるま湯やスープをドライフードに加えると良いでしょう。年齢の応じて1回あたりの摂取量を減らし、1日5回程度に増やして与えられることをお勧めします。ただし、自由給餌は食欲の変化がきずきにくいので避けたほうが良いでしょう。老齢になると、要求カロリーがへり、高タンパク質は腎臓への負担が高くなります。また高脂肪の食事は消化しずらいので栄養面で配慮されているシニアフードに切り替えるようにしましょう。 |
1回あたりの摂取量を減らし
1日5回程度に増やす。
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環境づくり
自分の力で歩けるようであれば少しでも散歩に連れ出すように進めましょう。
無理な場合はカートなどに乗せ散歩に連れ出すようにしましょう。外の臭い嗅がせたり、日に与える事でよい刺激を与える事ができ室内にいるのとはまったく違います。また、マッサージをしたりたくさん話しかけたりおいしいご褒美などを使って簡単なゲーム(手の中にご褒美を隠しその手の臭いをかいだらご褒美を与えるなど)をお昼に行うようにすることで、夜にねむるよう睡眠時間も人間がコントロールしお互いの生活を維持できるように心がけましょう。
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肥満防止
老化や寿命を決める因子には遺伝的因子と環境的因子があります。
遺伝的因子の例としては動物種や犬種があります。次に環境的因子の例として栄養因子をまとめましょう。飢餓状態のときは当然ですが現在の日本で問題化している肥満も同様に老化を早め短命をもたらす要因であることが実験データーから明らかにされています。実験データーによれば20パーセントカロリー制限を加えた群で約2年間長寿だったことが示されています。多くの疾患(脊椎、膝、股、関節疾患、肝臓、腎臓、心臓などに)に影響を与えます。その他に環境因子として、避妊手術の実施、室内飼育などで長寿に繋がっていることが知られています。
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最後に7歳以上になったら少しの変化でも気づき早めの受診を心がけましょう。早く気くことは老後の時間を延ばすことができ、より快適に過ごすことにつながります。高齢の犬、猫ちゃん達には必ず「死」の影がしのびよってきます。絆が強ければ強いほど悲しみも強くなります。ワンちゃん猫ちゃんを守ってあげられるのは飼い主さん自身だということをわすれないでください。
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11月〈2〉 「2006 動物ふれあいフェアー」レポート |