犬の嗅覚
動物がある種の臭いが好きなことは明らかで芳香物質の中にも、興味を示したりもしますがそうかといって動物の脳に感情的なものがあるとはいえないと思います。
ハーブや精油、花などの臭いをかいで体をこすり付けたり食べたりすることがありますが、なぜその様なことをするのか知る手立てがありません。ですので動物にアロマセラピーを施すのはある意味単純かもしれませんが、精油やハイドロゾルの品質や純度、希釈率などの要因が動物にアロマセラピーを使うときの安全性や効果に影響します。
もちろん動物の大きさ、鋭い嗅覚のことも考えていかなければなりません。例えば犬の鼻腔は人より広く、嗅覚は人間の50〜100倍も強く臭いを感じ取る受容体の数は人間でおよそ4500万〜5000万個ですが犬では平均で2億個もあるのです。
精油を動物に施すとき私たちが動物のために精油を選び調合しますが、動物自身に積極的に選ばせる方法もあります。
動物に精油やハイドロゾルを差し出すと、いろいろな反応を示します。もっとも強く興味を示すときは、瓶をなめたり、精油がついたあなたの手をなめたりします。ほかの反応では熱心に臭いを嗅ぎますが舐めなかったり臭いをかいでも、顔を背けたり、逃げ出したり、あるいは、直接かぐこともなく本能的に体を引くこともあります。これらの反応は動物がその精油を必要としているかどうかの見分ける基本になります。
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人間4500万〜5000万個
犬では平均で2億個
嗅覚は人間の50〜100倍
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