/ 9月〈1〉 Tタッチプラクティショナー受講1

今回は7月の22日から27日の6日間Tタッチプラクティショナー受講の報告をしたいと思います。Tタッチとは2007年9、10月の診療日記に記載していますのでそちらを見てみてください。

Tタッチはよくマッサージと混同されることが多いのですが、マッサージは筋肉に働きかけ循環をよくしたりリラックスさせたりしますが、Tタッチは筋肉ではなく皮膚を動かすことにより神経細胞に働きかけ、からだのバランスを戻すことにより正常な身体の状態、精神の状態になり、バランスが崩れることにより起こる問題行動を改善することを目的としています。

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Tタッチプロテクショナーとは簡単に言うとTタッチのプロを目指す人が参加しているコースです。アメリカで考案された動物の行動学の修正を基本としています。日本にここ数年前にはいってきた比較的新しい分野です。トレーニングとは違い動物の自制心を養い自分で考えて行動できるように手助けするものです。
日本以外にも世界各国で広まりつつある分野です。
講師はアメリカのTタッチ本部からこられているTタッチインストラクターの中でもトップ4の一人であるデビーポッツ先生、世界に12人しかいないTタッチのP3プロテクショナーの一人であり、アニマルコミュニケーションでもあるローレンマッコール先生です。

この講習は初回6イントロダクションコース5日間と6日間コースを5回受講し最後に認定試験を終え始めてみなさんに提供していけるようになります。日本では2から3年ごしになります。私は今回3回目の受講になります。
この受講は毎回新しい事を学ぶというよりは、何度も習ったことを再度復習し、その中に少しずつ新しいことも学んでいきます。
今回は、私自身、犬を連れて行く予定だったので、車で行くことにしました。栃木県の那須までの距離やく8時間一人で運転して行けるか不安でしたが、休憩をとりつつなんとか行ってくることができました。
初日は新しい方も参加されるので緊張しましたが、日がたつにつれてみんな仲良く協力し合ってこの講習を無事終えることできました。

2007年9、10月の診療日記にも記載したボディーワークのタッチ(皮膚を時計回りに手を使って6時から9時の方向に回す。)に加え他のタッチも加えたいと思います。

ライイングレパード
手を犬の身体にのせ指の第二関節のところまで皮膚に乗せ時計回りに6時から9時のところまで1と4分の1皮膚を動かします。
このタッチは犬との信頼関係に役立ちます。

アバロニのタッチ
手を平らにして犬の身体に置き、手全体で6時から9時のところまで1と4分の1皮膚を動かします。
このタッチは敏感な犬や、病気や怪我した犬に良いでしょう。また、恐怖や抵抗を克服することができます。

ラクーンタッチ
90度の角度にまげた指の先端で1と4分の1小さく皮膚を動かします。
腫れをひかせたり、痛みの軽減にもいいでしょう。また、タッチをすることにより回復力もアップします。

ラクーンタッチ
ラクーンタッチ
9月〈2〉Tタッチプラクティショナー受講2

この記事は2008年9月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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