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人間のペットとして生活する猫は、猫本来とはまったく異なる人間社会の環境に適応して生きていかなければなりません。猫としてごく自然な行動も、人間社会では受け入れられないこともあります。そんな彼らが生涯飼い主さんとともに幸せに暮らすためには、子猫の間に生涯暮らしていく環境に適応できるように順応性や社会性を身につけさせる機会を与えたり、健康管理に必要なケアに慣らしておくことがとても大切です。それが出来ていないと猫は、生涯ストレスにさらされながら生活していかなければならないかもしりません。
そこで、猫を飼うときこれらのことを守って欲しいと思います。
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●飼育環境にあった猫を選ぶこと。
●猫のニーズを満たしてあげること。
●猫の習性に応じて人間と暮らしていく上で必要なしつけをする。
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室内飼育の奨め
猫は外に行くものと思われている飼い主さんが多いと思いますが、外に行くと事故の問題、感染症の問題、猫同士のけんかなど、大きな危険が外の世界にはたくさんあるということを認識していただきたいと思います。外猫の寿命はわずか4年程度と言われていますが、室内で飼えば特別なことがない限り十数年間一緒に暮らすことが出来ます。
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他にも猫の排泄の問題、ごみ収集場所などを荒らすなど、飼い主さんがみていない場所で近隣の人に迷惑をかけていることも多いのです。結果的に飼い主さん、猫自身が不幸になるばかりか、近隣の人にも迷惑をかけることになります。
しかし一度外出する楽しみを覚えてしまうと、猫はあらゆる手段で外にでようとするため室内飼いは難しくなってきます。猫にとっても飼い主さんにとってもお互いにストレスになります。子猫のときから室内で快適に暮らせるように室内環境に適応させておくことが大切です。
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室内飼育では刺激が少なく問題行動を起こしやすくなります。それが攻撃行動、運動不足など様々な問題の原因となるため、おもちゃで遊んであげるなど十分に時間を費やしてあげる必要があることを理解してください。
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来月も引き続き「猫のニーズをみたすこと」について具体的にお話します。
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7月〈1〉 猫との接し方 |