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トイレ
猫は5〜6週令ぐらいで排泄場所の条件付けが出来るといわれています。早い時期に適切な排泄場所を与えておくことがトイレのしつけの成功の秘訣です。
もともと砂上の場所でする習性があるので食後など排泄しそうなときにタイミングよく少し匂いのついた専用のトイレにいれてあげればスムーズに覚えてくれるでしょう。
トイレと認識できるまでは、間違えやすい土の入った植木鉢などはなくしておきましょう。
また、多頭飼育の場合、他の猫が排泄するのを嫌がる場合があるのでトイレは複数よういしてあげましょう。
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爪とぎ
爪とぎも子猫のうちに慣らして置くと、不適切な場所での爪とぎの予防ができます。
ほかの場所で爪とぎをしてしまってから、慌てて用意しても使わない場合もありますので、なるべく早い時期に準備して慣らしておきましょう。
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おもちゃ
おもちゃは与えっぱなしにするよりも、生きた小動物のように動かして一緒に遊んであげてください。また、飼い主さんの手足を使って遊ばせると飼い主さんの攻撃性の問題が起こりやすくなりますので、必ずおもちゃを使って遊ばせるようにし、人の手足に噛み付いてきたときには動きを止める、立ち去るなどをして相手にしないようにしましょう。
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社会的刺激
猫は、単独行動を好み社会性が乏しいといわれていますが、子猫の時期から適切なふれあいの機会を持てば人、犬や猫などの動物とも仲良く暮らせます。特に室内に生活する猫はほかのどうぶつと接する機会が限られているため、同居動物との関係がまず重要になります。いわゆる社会化期にさまざまな人や犬猫などと楽しいふれあいの機会を持ち、社会化期を過ぎた後も継続的な社会刺激を与える必要があります。
また、飼い主さんとのふれあいも大切です。子猫のときから全身を触られることやグルーミングなどにも慣らしておく必要があるでしょう。
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豆知識/ケージトレーニング
猫を病院に連れてくるときに多くの飼い主さんがケージに入れるのにひと苦労だといわれます。猫はとても関連付けが上手な動物ですからケージ=動物病院に連れて行かれ嫌な思いをすると学習してしまいます。(古典的条件付け)
そうならないように、ケージは普段から部屋においておき、犬路同様クレートトレーニングをします。毎日でも時々でも良いのでケージの中に猫の好きな物を入れておきます。
最初、警戒しているならケージの外、ケージのドアの近くなどとだんだんケージの中に近づけていきます。猫はだんだんケージの中に入っていき繰り返すうちにケージの中にはおいしいものがあると学習するでしょう。そこまで出来るようになったらドアーを閉め好物を途中で追加してあげ、短時間でドアをあけてあげましょう。これをくりかくすうちに簡単にケージに入れることができるようになるでしょう。
また、病院から帰ったあと、興奮している状態なら、ケージから出したときに人間が怪我をする可能性もありますのですぐにケージから出さず落ち着いてきたらドアをあけてあげましょう。
子猫のうちからはじめるといいでしょう。
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9月〈1〉 猫のニーズを満たす |