/ 4月〈2〉 Tタッチセミナー紹介
次は、2月21日(日)に開催した、Tタッチセミナーのお話です。
午前の部はTタッチ本当の基礎中の基礎をお話して、時間が少し余った事も有り、動物病院の看護師さんが対象だったので病院内で活用できるTタッチの活用方法を話しました。

ちなみにテリントンタッチは3つの方法があります。一つはTタッチ(ボディータッチ)動物の身体に直接触れる方法、2つ目はリーディングエクササイズ、3つ目はコンフィディエンスコースです。リーディングエクササイズとは、TタッチにはTタッチ専用の色々な道具があります。その道具を使って動物に色々ほどこす方法です。コンフィディエンスコースはその道具を動物の身体に施しながら障害物を人間と一緒に歩く方法です。

講議風景
昼休憩は少し長く取っていましたので今回犬が1頭しか参加できなかったので院内のわんちゃんとスタッフのわんちゃんも連れて行きました。そこで、犬も入れるカフェがよかったのでペットショップwithさんのカフェでお昼にしました。

午後はTタッチのなかのボディータッチの方法を話しました。
時計回りに6時から9時まで手を使ってゆっくり皮膚だけをまわす方法です。これがTタッチの基本の方法です。筋肉はまわしません。皮膚だけまわす理由は筋肉よりさらに深い部分つまり脳や細胞に気づかせることが必要になってくるので筋肉を動かしてもその反応は起こりません。皮膚を動かすことによってそれが可能になります。
熱心にノートを取る受講生
タッチの種類もたくさんあるので、まずは基本のタッチ3種類話しました。
ラクーンのタッチ…このタッチは親指以外の4本の指の先端だけを使い皮膚を6時から9時動かします。痛みや術後の腫れなどにも良いです。
アバロニのタッチ…このタッチは手の平全体を使って6時から9時まわします。
このタッチは安心感を動物に与えリラックス効果にもいいでしょう。
耳のタッチ…耳にタッチを施します。親指で6時から9時円を描くタッチをしてあげてもいいでしょう。また耳の根元から先に向かってすーっと流しても良いでしょう。
このタッチは、緊急時、麻酔の前後の不安、緊張にも良いでしょう。

これらのタッチの説明の後、実際に犬を使って実際にタッチの練習をやっていただきました。

基本のタッチを説明
終わった後感想をみなさんにお聞きしました。皆さん犬を観察すること、人間のバランスのとり方など新しく気づくことがあったようです。最後は和気藹々で人間も犬もリラックスし、笑顔で帰っていかれました。とても、楽しい時間だったのではないでしょうか。
また、機会があればセミナーを開催したいと思います。参加していただいた皆様本当にありがとうございました。ぜひ、たくさんの動物にタッチしてみてくださいね!動物も人間も幸せに一緒に生活できる!これがTタッチの本当の目的です。

記念撮影
4月〈1〉 Tタッチセミナー紹介

この記事は2010年4月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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