問題行動の顕在化 これまでの問題行動の有無を判断するためには、獣医師自身が経験を重ね、その経験の中から相対評価をするしか術がありませんでした。対してC-barqは、約2万頭(2011年8月時)のデーターのなかでの相対的順位を即座により客観的な評価を得ることができます。
気質の経時的変化を分析する C-barqを定期的に使用することで、気質の経時的変化を分析することができます。問題行動があり、訓練や治療を施した場合に、その効果がいかほどであったかを数値として把握できるようになります。これまで、少し良くなったまたは、だいぶ改善したという漠然とした評価しかできなかったことからすると、非常に画期的といえます。行動治療、とくに重篤な場合には数年におよぶ行動修正を行う場合がありますが、長期間ゆえに飼い主さんの根気が途絶え、行動修正が中断してしまうことが多々あります。飼い主さんのモチベーションを維持するためにも、このような具体的な数字を用いた効果の把握は、非常に有効となることが期待されると思います。