サマーリポートの発行 飼い主さんが、自身でもある程度専門的な情報を得られるよう、スコアに応じた一般的な原因と対処法を表示するものです。また、獣医師や訓練士からもその内容の確認が可能です。
簡易アドバイバイスおよび基礎プログラムシート発行 動物病院やしつけ教室において、簡易アドバイスおよび基礎プログラムシートの発行ができるサービスを設けてあります。解析結果の表示および印刷に加えて、さまざまな問題行動に対して有効性が示唆されている基礎プログラムの表示、印刷が出来る仕組みです。
カウンセリングおよびカウンセリングシートの発行 動物病院やしつけ教室において、実際のカウンセリングとその対処法を記載したカウンセリングシートの発行サービスも設けられています。C-barqには、獣医師の診断に対応してカウンセリングシートが自動生成される機能などがあります。
気質を数値で把握する これまでの行動治療などの専門的な治療においてすら、その問題行動の重篤度を測る基準を確立できず、その後の治療効果の有無を数値化して示すことは困難でした。C-barqは統計学的手法により評価軸となる13の気質を抽出しており、この13の気質について数値で把握する、つまり客観的に測定し把握することができます。
実際の利用にあたって C-barqの使用の際は大きく2つの流れがあります。1つは、飼い主さんが自らC-barqのサイトにアクセスし、解析を行い、その結果を閲覧するというものがあります。その場合、300円支払うことで、サマリーレポートを取得できます。もう1つの流れは飼い主さんが動物病院を訪れて、しつけ相談や日常の健康管理の一貫としてC-barqを利用する場合です。 この場合、病院は飼い主さんに登録と質問への回答を依頼するか、あるいは病院による代理解析も可能です。代理分析の場合C-barqの画面から質問紙を印刷し、それを飼い主さんに記入してもらい、記入結果をwebでまとめて入力します。インターネットに慣れていない飼い主さんも多いと思いますので代理解析は推奨できる方法です。 また、飼い主さんが自分でC-barqを利用し、その結果を見た後に、専門家のアドバイスを必要とする場合もあります。その場合、飼い主さんは病院検索を用いてC-barqを導入している動物病院や訓練所を選択し、「かかりつけ設定」を行うことが出来ます。この「かかりつけ設定」により、飼い主の犬の情報は動物病院でも閲覧可能になります。飼い主さんはその動物病院に連絡をいれてカウンセリングを申し込むことによって、その後の治療を開始できるようになるでしょう。このように、インターネット上において、ある程度情報を整理し、共有できることも、C-barqの画期的な特徴といえます。
2012年3月 C-barqの今後の展開に向けて