坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
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  2013年1月 アレルギー性皮膚炎について  
 

2013年も飼い主様、わんちゃん・ねこちゃんにとってより良い1年になりますよう心からお祈り申し上げます。今回は発症するとなかなか完治が難しい、慢性化しやすい病気を特集します。まず、はじめに多くの飼い主様がお困りの「アレルギー性皮膚炎」を紹介します。

 
   
 

画像1☆アレルギー性皮膚炎とは
体に入ってきた異物を拒絶しようとする免疫機能が過剰に働き、皮膚にかゆみなどの症状があらわれる病気です。症状が出やすい箇所は目の周り、手先・足先、脇や股などです。アレルギー反応を起こす異物はアレルゲンと呼ばれます。
アトピー性皮膚炎→ハウスダストやノミ、花粉など  
食物アレルギー性皮膚炎→特定の食物

 
   
 

画像2☆予防法は
アレルゲンとして多いのが、ホコリやダニの死骸などのハウスダスト。ハウスダストを取り除くことにより発症のリスクを下げることができます。掃除機をかけるだけではなく、洗えるグッズは定期的に水洗いを。床に敷くものは、毛足が長くてホコリがたまりやすいじゅうたんではなく、洗えるマットに替えるのも良いでしょう。また、アレルゲンを洗い落とすためのシャンプーや、ノミ・ダニの駆除も重要です。

 
   
  画像3☆アレルギー性皮膚炎になったら
皮膚を掻きむしらないように服を着せる、ネッカーをつけるなど工夫をします。ただし、服の素材によっては痒みが増すこともあるので、注意してペットの行動を観察してください。シャンプーは35〜38℃位のぬるま湯で洗います。熱いお湯で洗ったり、ドライヤーの温風などは皮膚の炎症を悪化させてしまうこともあります。なるべくドライヤーの時間を減らすためにも、ドライヤー前にタオルでしっかり水気を拭いてあげましょう。
 
     
  この記事は2013年1月に制作された内容です。  
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