坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
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  2013年9月 緑内障について  
 

講義風景今回も引き続き眼の病気「緑内障」を特集します。眼球内の圧を保つ房水がなんらかの原因でうまく流れなくなると眼球の内側から外側に強い圧力がかかり、激しい痛みを起こす病気です。痛みのため動かなくなったり、じっと目を閉じたりします。発症してから短期間で失明することがあるので、治療には緊急を要します。


 
     
 

緑内障となって眼球が拡大(牛眼)した左眼 ☆チェックポイント
目の周りを触ると痛がる、充血している、まばたきが増えた、まぶしそうに目を細める、急に元気がなくなった、黄色くドロドロした目やにが出る、目が飛び出したように大きく見える、など

 
  緑内障となって眼球が拡大(牛眼)した左眼  
 

☆なりやすい犬種
柴、シー・ズー、ビーグル、アメリカン・コッカー・スパニエル、マルチーズなど

術前☆予防と治療
予防:
予防は難しく、異常があらわれてからは時間との勝負になるので、毎日ご自宅でのチェックを。また月に一度程度、眼圧のチェックすることをお勧めします。

 
  チューブを入れる手術を行って3週間後  
 

治療:
目薬や点滴、注射、飲み薬で眼圧を下げる治療を行います。レーザーによって房水の産生を抑える処置を行うことや、チューブやバルブを用いた外科的手術により眼圧を落ち着かせることを行う場合もあります。症状が悪化してすでに視力を失ってしまった場合には、義眼を入れる手術や眼球の摘出手術を行います。

来月は「網膜はく離」を特集します。

 
  この記事は2013年9月に制作された内容です。  
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