|
|
2014年7月 腸内環境について |
|
|
健康への分かれ道は腸内環境にあり!!「腸内環境」とは、おなかの中の状態のこと。じつは、ワンちゃんネコちゃんも人と同様、腸内環境を整えることが健康な体作りや老化防止につながります。 |
|
|
|
|
|
基礎知識その1.腸の役割は?
腸は、小腸と大腸からなっています。小腸は、胃から送られてきた食べ物をさらに細かく分解し、水分や栄養分を吸収します。また、体内に侵入した有害なウイルスなどをブロックするのも小腸の役目です。小腸で吸収されなかった食べカスは大腸へ送られ残りの水分が吸収されます。そして、不要なものはウンチとして体外に排出されます。
|
|
|
|
|
|
基礎知識その2.腸内の様子
腸内細菌は、大きく分けて3種類あります。
|
|
|
★善玉菌
糖分を分解して発酵させる細菌。消化や吸収を助け、ミネラルやビタミンを補充、免疫力を高める。ほどよいウンチをつくる働きを助けます。
(乳酸菌やビフィズス菌など)
★悪玉菌
未消化のたんぱく質などを分解して、腐敗させる毒素を出す細菌。発がん物質をつくり病気の原因に成ることもあります。
★日和見菌
善玉にも悪玉にもなる細菌。腸内細菌の数が多い方になびく性質をもっています。(下のイラスト参照)
|
|
|
腸内環境が悪い時 |
★ |
腸内環境が良い時 |
|
|
|
悪玉菌が優勢の状態。日和見菌は悪玉菌に加勢して、腐敗を促したり、体に有害な毒素を出してしまう。 |
|
善玉菌が優勢の状態。日和見菌も善玉菌の働きを助け、発酵や吸収を促したり、免疫力を高める。 |
|
|
|
出典:いぬのきもち より |
|
|
|
|
|
基礎知識その4.腸内環境を整えるには?
腸内環境をよくするには、常に善玉菌を優勢にしなければなりません。でも、体調などによっては善玉菌が劣勢になることも。そうならないために、栄養バランスの取れた食事や適度な運動のほか、善玉菌を含む食品やサプリで補助すると良いでしょう。そのほか善玉菌の「エサ」となる食物繊維を与えることで、腸内の善玉菌を増やすことができます。
|
|
|
|
|
|
次回は腸内環境を整える方法をより具体的にお話したいと思います。 |
|
|
|
|
|
|
この記事は2014年7月に制作された内容です。 |
|
|
6月記事/診察室日記に戻る/ |
|
|