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2011年6月 ハムスターの疾患 NEW |
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ハムスターの疾患で種特異的なものはあまりありませんが、肥満や栄養の隔たりなどの食事管理や飼育環境の不備などが病気の発生率をあげます。
ハムスターの事故が起きないためのポイント
●ケージ 対策・・・水槽タイがプいいでしょう
●巣材や床材での対策・・新聞紙やトイレットペーパーなどの紙製品
●遊ばせる場合での対策・・事故の起こらない目の届く場所での管理(衣装ケース)など
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ハムスターの外傷
外傷では、骨折が一番多いです。回し車や金網のケージに挟まってしまったりして、発生します。そのほか外傷として、猫やカラスによる咬傷や糸状の異物によって後肢が拘束されたり、やけどなどがあります。
治療方法
ギプスで固定(激しく噛み切られることが多い)ピンニングなども行います。軽症なら運動制限をして自然治癒を促します。
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ハムスターの歯牙疾患
うさぎやモルモットと違い、常生歯は切歯のみです。外傷などがきっかけで切歯不正噛合となり、食欲はあるが食べれないということがあります。まれに、歯牙疾患が疑われる口腔の腫瘍性疾患が関与していることもあります。
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ハムスターの循環器疾患
高齢のハムスターでは、心臓疾患に羅患することがあります。心臓疾患に罹患すると疲れやすくなり、呼吸困難になることもあります。臨床所見は、新雑音や心臓拡大、肺水腫、胸水、腹水などがあります。
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ハムスターの呼吸器疾患
呼吸器疾患の原因には、主に感染症やアレルギー、刺激物などが挙げられます。感染症は、ストレス(精神的要因、飼育環境の不備など)や年齢による免疫力低下が原因となります。アレルギーは床材(ウッドチップやおがくずなど)食物が疑われていますが特定されていません。刺激物による毒性肺障害としては、タバコの煙、消臭剤、香水などが原因となる場合があります。そのほか、鼻腔や胸部の外傷、心臓の拡大による気管支圧迫、肺水腫、胸水、腹水、胸腔内腫瘤、腹腔内腫瘤などによる、呼吸抑制も原因となります。
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2011年6月 ハムスターの疾患(2) |
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この記事は2011年06月に制作された内容です。 |
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