坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
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診察室日記
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  2011年9月 野鳥について  
  こんにちは。今月は病院にもたまに運びこまれるのですが、野鳥についてお話します。  
   
  野鳥の保護について!
雛鳥近年、野鳥たちの生活環境が著しく変化し、野鳥が安心して暮らせる環境がどんどん減ってきています。その影響で、人為的に傷つき飛べなくなった野鳥を時折みつけることがあります。野鳥の子育ての時期には、道端でうまく飛ぶことのできない若鶏に出会った方が「雛が落ちていました」と病院につれてこられたりしますが、そのほとんどが巣立ち雛で、さまざまなことを親から学んで成長しようとしている時期です。野鳥の生態をよく知らずむやみに保護することは、善意だと思っていてもその野鳥にとっては余計なことをしてしまっていることがあります。
 
   
  野鳥目の前にいる野鳥が本当に保護を必要としているのかどうかを見極めることが重要です。野鳥はペットではないので、自然の中で生きていける動物として、看護も一般の飼育動物とは別に考え、野鳥と向き合うことが必要です。
目の前にいる野鳥が本当に保護を必要としているのかどうかを見極めることが重要です。野鳥はペットではないので、自然の中で生きていける動物として、看護も一般の飼育動物とは別に考え、野鳥と向き合うことが必要です。
 
   
  野鳥の雛が保護される時期
野鳥毎年、草木が芽吹いて暖かくなるころ、多くの野鳥は繁殖の時期に入ります。1年中、繁殖を行う野鳥もいますが、ほとんどは春から夏にかけて子育てを行います。そういった時期に雛が保護されることが多くあります。
一般的に多いのは、建物の工事などによって、人為的に巣や雛が発見、保護されるケースです。また、何らかの理由で巣から落ち雛が保護されるケースもあります。
 
     
  2011年9月 誤った保護(2)  
  この記事は2011年09月に制作された内容です。  
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