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2013年12月 くしゃみについて |
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寒くなり、人もペットも風邪をひきやすくなります。そんな時に、くしゃみやセキが出ることも。そこで今回はくしゃみから疑われる病気を特集します。 |
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☆心配のないくしゃみ
窓を開けたときや、外に出たときにくしゃみをする。1〜2回単発的にくしゃみをする
☆キケン信号のくしゃみ
・白や黄緑の鼻汁を伴うくしゃみ
・くしゃみが連続して止まらない
・頭を振り動かすくらい大きなくしゃみをする
・1ヶ月以上鼻汁を伴うくしゃみが続く
・血混じりの鼻汁を伴うくしゃみをする
このようなくしゃみを発見したら…
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◎慢性突発性鼻炎
症状:
常に白いドロっとした鼻汁を伴うくしゃみのほか、鼻づまり、「ズーズー」という呼吸音、「カッカッカー」という喉に何か引っかかったような咳などの症状が出ます。
治療:
抗生剤などで症状を緩和します。
予防:
乾燥や寒さ、急激な温度変化が症状を悪化させるので、冬場は特に気をつけましょう。室内では加湿器を置いておくといいと思います。加湿器がない場合でも濡れたタオルをほしてあげたり、洗面器やボールなどにお湯を入れてお部屋においてあげるだけでもいいでしょう。
なりやすい犬のタイプ:
ミニチュアダックスフンド、5〜8歳くらいの犬 |
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◎感染性鼻炎
症状:
鼻腔にウイルス・細菌・真菌などが入ることで起こります。入ってきたウイルスから体を守る為におこる反応としてくしゃみが連続的に出たり、白く濁った鼻水が出たりします。
治療:
抗生剤・抗炎症剤の投与で症状を抑えます。
予防:
免疫力が落ちると感染しやすいので、適度な運動をとり栄養バランスの良いフードをあげ、免疫力が強く病気になりにくい体作りが大切です。
なりやすい犬のタイプ:
5歳以下の若い犬・シニア犬 |
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次回はセキから考えられる病気を特集します。
なにかと忙しい年末ですが、体に気をつけてお過ごしください。
健やかなる新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます |
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この記事は2013年12月に制作された内容です。 |
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