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ホテルに預けられる・急な寒暖の差などの、愛犬にとって「突然起こりすぐには終わらないストレス」
→下痢や血便などの腸炎
ストレスを感じると体に悪い働きをする悪玉菌が増殖して腸内の細菌バランスが崩れ、その結果、軟便や下痢から始まり水様血便まで起こします。ホテルやトリミング店から帰ってすぐは、ストレスから水をよく飲むようになります。お水の与えすぎは下痢を助長するので控えめに。 |
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飼い主さんの留守中に怖いことがあった、地震が続くなど、「トラウマになるほど鮮明に印象に残る強いストレス」
→不安症や分離不安
強烈な恐怖体験や、緊張状態が続くと強いトラウマを抱えた状態に。過去のストレス体験と条件が一致すると途端に心理的不安にかられ、過剰に吠えたり、咬んだり、パニックになって物を壊したりしてしまいます。不安症の中で、飼い主さんと離れることに病的に不安を感じるのが「分離不安」です。常に飼い主さんの後ろをついて回り、留守番時に異常な行動をします。 |
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来客が続いた、苦手なトリミングなど、「突然起こりすぐには終わらないストレス」
→嘔吐や食欲不振などの胃炎
胃は自律神経によって意思とは関係なく動く臓器です。自律神経は心的ストレスの影響を受けやすいため、胃の働きがコントロールできなくなり空腹なのに胃酸が分泌され黄色い胃液を吐くことが。 |
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毎日の長い留守番、引越しなど「じわじわ続くストレス」
→しきりに体をかいたりなめたり、皮膚が赤くなるなどの皮膚炎
もともと皮膚には水分を保持したり、外からの菌などの侵入を防ぐバリア機能があります。ストレスがかかると、このバリア機能が低下し乾燥してかゆくなり、かいたことがきっかけで傷つき皮膚炎に。 |
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運動不足、体罰を受けているなど「慢性的な不安・恐怖からくるストレス」
→すぐうなる・噛むようになるなどの攻撃症
積もり積もったイライラや、恐怖体験から学習した結果、ストレスから自分を守るために、先にストレスを与えてくる相手を攻撃する、あるいは反抗的な態度をとるようになります。 |
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ふれあい不足、運動不足など「弱いストレスでも毎日続くと大きなストレス」
→どんなに与えてもごはんをほしがる、太っているなど肥満症
ストレスによって食欲が増進し、与えれば一日中でも食べ続けそうな異常な食欲になります。遊びや散歩が不足しているなど、生活でほかに楽しみが少ないと太りがちに。 |