<眼・顔を守りたい>→長い筒状のカラー
当院で特に使用されるカラーの形状です。メガホンをご想像していただくと良いかもしれません。基本、鼻先がカラーから出ないくらいを目安に選んでいます。実際に着けた姿を見て「なぜここまで…」と驚かれる方がほとんどです。中には、あまりに可哀想で、ご自身でカラーを短くカットしてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、逆に大きく開いたお花のような形のカラーを着けるとどうなるでしょうか?たしかに前肢や後肢では傷を触ることがほとんどできないのですが、顔がカラーから出ているため、タオルやテーブルなどの角、飼い主さんの身体などで傷をこする事が出来てしまいます。そうなると加減なしにこすってしまうため、治療を受ける前よりも症状を悪化させてしまった…なんて事例も少なくありません。
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首の長い体型(Mシュナ、Mダックス、Tプードルなど)の子には、首の回りにタオルなどを巻き、カラーが下がってしまわないよう、工夫をすることもあります(右図参照)。 |
<肩〜お尻、四肢>→大きく開いたカラー(場合によっては長い筒状のカラー)
去勢の手術や、舐め癖を防ぎたい時などに使用します。インターネットで検索すると、カップラーメンの器をカラーに改造している写真を見かけることもあり、器用だなぁと感心します。
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体の柔らかいネコさんやマズル(鼻梁)の長いワンちゃんなどの個体差、保護したい傷のある場所によって、足や口が届いてしまう事があります。その場合は長い筒状のカラーを検討しましょう。 |
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